上映会事例(企業編)

主催者:アビームコンサルティング株式会社さま

開催目的
アビームコンサルティングは、多様な個性を持つ社員一人ひとりが、互いに尊重・刺激し合い、自分らしく挑戦することで成長を続けることを目的に、Diversity & Inclusionの推進として様々な取り組みを実施しています。今回、LGBTの理解を深める機会の提供を通じて、誰でも安心して働き続けることができる職場環境づくりをより一層推進するため開催しました。

<アビームコンサルティングの取り組みについて>
Diversity & Inclusion:
https://www.abeam.com/jp/ja/about/workstyle_innovation/diversity
LGBT:
https://www.abeam.com/jp/ja/about/workstyle_innovation/diversity/LGBT

開催日:2020年11月6日
参加人数:社員約100名
実施概要

映画ダイジェスト版(40分)上映+トークセッション(ディレクターの常井様と主人公の小林様/30分)をオンラインにて開催。トークセッションは、事前に参加者から募集した質問を常井様と小林様に共有し、質問に答えていく形で進行しました。また、当日はチャットでの質問も受け付け、時間の許す限り回答頂きました。

参加者の感想
・「男」「女」の「ふつう」が社会的に強く意識・規定されていることが、トランスジェンダーの方だけではなく、色々な人のしんどさにつながってしまっているのだろうな・・・と強く感じました。
彼、彼女、娘、兄といった人の呼び方をジェンダーニュートラルな言葉に変えるなど、些細なようで非常に大切なことから進んで実施していきたいと思います。

・セクシュアルマイノリティの方だけではなく、「人」を意図せず傷つけてしまう発言を、誰しも無意識のうちにしているかもしれないと気付きました。相手を大事に思う、尊重するということを根底に持つことで、自然とそれが少なくなっていけば良いなと思いました。

主催者からの感想
今回、かねてより取り組んできたDiversity & Inclusionの推進の一環として、セクシュアルマイノリティに関する社員の関心の喚起および理解深耕のため、本イベントを実施しました。全社員を対象としたセミナーや意識醸成イベントの開催、Allyコミュニティの発足、社内ニュースレターの配信による社内啓発活動、各種人事制度構築など、様々取り組みを通じて、全ての社員が安心して働き続けられる環境づくりに取り組んでいます。そのような取り組みが評価され、任意団体「work with Pride」※1が策定する、職場におけるLGBTへの取り組みの評価指標「PRIDE指標2020」においては、最高位の「ゴールド」を受賞しています。

映画はドキュメンタリーということもあり、主人公の発する言葉1つ1つに重みと説得力が感じられ、冒頭のシーンがとても印象的でした。
トークセッションでは、主人公の小林様が「NGはないのでなんでも聞いてくれてOK、嫌だと思ったらその時言うので大丈夫です」と言ってくださり、当事者にしか語れない貴重なエピソードやお考えをお聞かせいただきました。また、参加者からの質問に「自分の子供がLGBTであったら…」という内容が含まれていたのですが、ディレクターの常井様の計らいで、小林様のお母様からも回答を頂けるなど、とても内容の濃いトークセッションとなりました。

参加者からも「学びが多かった」といった声が多く寄せられ、実りのあるイベントになりました。改めてこのような貴重な機会を設けて頂けたことに感謝申し上げるとともに、この映画がより多くの方に届くことを願っています。

※1 「work with Pride」は、企業などの団体において、LGBT、すなわちレズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなどの性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体です。https://workwithpride.jp/about-us/

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