上映会事例(大学サークル編)

主催者:セクシュアルマイノリティーの居場所づくりに取り組む北海道大学公認の学生サークル「虹の集い」

日時: 2020年9月

内容: 映画上映会&トークイベント。北海道大学の学生・関係者や地域の方々を対象にさっぽろレインボープライドに合わせて開催

 

開催するきっかけ: LGBTsをテーマとしたドキュメンタリー作品の鑑賞や、トークイベントを行う。セクシュアリティや学内者・学外者を問わず、幅広い分野の方々にイベントへお越しいただき、自他のセクシュアリティやアイデンティティを見つめなおす行為をとおして、LGBTsに対する社会理解促進のきっかけをつくる。

 

上映形態: 映画(84分)を1回上映し、その間に、北海道内で活動されているLGBTs当事者のかたをトークゲスト(北海道議会議員など)としてお呼びした。大学公認のサークルが主催し、上映会は札幌市の後援も受けて開催。主催団体とは別に「ぼく『ゼロ』実行委員会」を立ち上げ、イベントの企画・運営を行った。

 

参加人数: 60名

参加者からの感想(抜粋・要約): 「映画を見て、男女で分けることが性的マイノリティーの方々を苦しめていることが痛切に伝わってきた。学校の教育でもその存在を扱う授業をするべきだと思った。」

「小林さんのお母さまの反応が印象に残った。」「当事者の方で家族間の関係に不安を抱えている人などに、1人じゃないよ、ということを知ってもらえる。」

 

主催者からの感想: 9年間をかけ制作された常井監督はじめ、スタッフのみなさまの計り知れないほどのご尽力を心から尊敬してやみません。ドキュメンタリーの中でも特に重くなりがちなLGBTsというジャンルで、ここまで素朴に、ここまで純粋に「自分らしく生きる」というテーマについて深く考えさせられ、ある種の勇気のようなものを映画からもらったことに驚いています。事前視聴させていただいた際にメンバーで共有した感想のなかで「観る人の心の中に考えるものが生まれて初めて作品が出来上がるのかもしれない。」というものがありました。来場者から寄せられた多様な感想がまさにそれを体現してくれているように感じます。ありのままの姿を撮り、作品に着色のない余白をつくる、制作者さまのとてつもないパワーに私なんかはただただ息を呑む思いでした。ぼくゼロを北海道で公開できたことを本当にうれしく思います。来場者より「スタッフの皆様、この映画を札幌に呼んでいただきありがとうございました。」というメッセージまでいただきました。

 

その他これまで、上映をくださった大学さま

広島大学/上智大学/明治大学/立正大学/大谷大学/宮城学院女子大学/東北学院大学/

Scroll to top