上映会事例(NPO編)

主催:認定NPO法人かわさき市民アカデミーさま

日時: 2020年10月

目的: 市民向け講座/地域協働講座「LGBT・さまざまな性への理解と支援」の一環として

開催するきっかけ: かわさき市民アカデミーでは初となるLGBTQに関する講座。学習プログラムの1つに実在感を伝える手段として映画上映を検討していたところ、川崎市内で行われた特別試写会で本作と出会った。

 

上映形態: 映画版(84分)の上映と、監督・常井美幸と配給・藤本加奈によるQ&Aセッション(30分)。映画は川崎市内で活動する地域上映支援センターの協力により、スクリーンとスピーカーを設置して上映。

 

参加人数: 14名

参加者からの感想: 「9年間の長い期間にわたって、1人の人の取材を続けられたということで、すごく重みのある映画でした。手術年齢の適切さや、特例法の内容についても、改めて考えさせられましたし、セクシュアリティの流動性や可変性についても、リアリティをもって感じました。」

「ものすごく勇気づけられました。どうしてこんなにも強くあれるのだろう、と思ったとき、周りに理解してくれる人がいてくれる、ということが大きいように感じました。私もそのような存在でありたいと思いました。自分らしく生きていい。違和感をそのままにせず、自分のこうありたい、こう生きたい、を誰にも遠慮せず、誰の目も気にせず、生きていいんだよ!とメッセージをもらったように感じました。」

「心ゆさぶられた映画でした。1人1人の人生は、1つ1つちがうし、ちがって良くて、それを互いに受け入れあえる社会になればすてきだな、と思います。一方で、自分は受け入れることが本当にできるのか?とも思いながら過ごしております。良い機会でした。」

主催者からの感想:  私も受講生の方と一緒に、また映画を観させていただき感謝しております。映画を観ていると、人は、みんな多様なんだということがよくわかり、「そのままの自分を表現すればいい」、と背中を押してもらえた気がします。自分に素直に生きたい、とやさしい気持ちになれる素晴らしい映画と、改めて感動しました。受講生の皆さんも、とても真剣に鑑賞してくださっていて、この講座を開催できたことを心から感謝しております。

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